私が家について知りたいと思ったのは、
高学歴でもない母が、家のつくりの名称をよ?く知っていたという驚きからはじまる。
なんで知っているのかを聞いたが自然なことでわからないらしい。
そこでいろいろ聞いてみると、やり手祖母の姿がみえてきた。
戦争中に東京で職人だった祖父は祖母と幼い娘4人とで桜上水に家を構えた。
29才のころと聞く。
大空襲の日ではなかったようだが焼け出されて家も焼け落ち、
登記もしていなくてがっくりと祖父は身の回りのものを大八車に乗せて
千葉の市原までほぼ裸一貫で帰ってきたのだという。
当座は親戚の家にいたようだが、子供も戦後に更に生まれ5人となり(全員娘)
祖母は、お金を作ってなんと一人で家を造る算段を取ったらしい。
自分で業者に依頼して、間取りや材料を話し、大工、屋根屋、建具屋など自分で
手配して値を決め支払っていたようだ。う?んすごい。
そんなすごい祖母がどうしてそんなことがひとりで出来たのか今では知る良しもないが、
その話を聞いた小学生のころ、自分の住んでいる家なのに家のことを全然知らないということに
気づかされたのが始まりである。
家は誰もが住まう場所、よく知らないのは不安なはず。
わたしは、そんなことからも、住宅への興味が深くなったのです。
大好きな祖母は、祖父の葬式の一週間後に追いかけるようになくなりました。
その生き方も私は大好きです。
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